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Day.47-2002.08.29 Day.46へもどる
 6時30分に私たちを迎えにた小型バスは、そのまま何箇所かのホテルを回り、多くの乗客を乗せていった。日本人の乗客も多くいたが、共通している事はみんな“高級ホテル”から乗り込んでくる“カップル”であるこということ。おそらく新婚旅行中なのだろう。皆さんとってもこぎれいな服装をしている。
 それぞれに程よくヨレヨレになったTシャツやトレーナーを着用し、乾季の西オーストラリアで乾燥しきった皮膚がまだひび割れている私たち。幸せに輝く新婚さん達をボーっと見つめてしまったのは言うまでもない。

 途中で大型バスに乗り換え、最終的には大型バスが5台ほどの大所帯になった一行は、ケアンズ市内を出発した。
 左右に広がるサトウキビ畑など、ゴールドコースト周辺とは一味違う景色を眺めながら約2時間、私たちはタリー川(Tully River)に到着した。折り悪く天気は雨。暑いといわれるケアンズにいながら、ひんやりとした寒さを感じる。頭の片隅で、風邪をひきはしないかと心配するほどの寒さだ。

 川岸に向かう前、参加者にはウィンドブレーカーとライフジャケット、ヘルメットが配られた。このウィンドブレーカー、管理状態が非常に悪い。過去に一度でもクリーニング、いやせめて干した事はありますか?と詰め寄りたくなるくらいの状態といえば、ご想像いただけるだろうか。ラフティングに対する一抹の恐怖感よりも寒さよりも、この匂いに耐えられるだろうかと心配したのは、私たちだけではないだろう。


 ボートに乗る前に、参加者はグループ分けされた。日本人の参加者はそれぞれ7人ずつに分けられ、ボート前で待機する“スキッパー(skipper)”と呼ばれる船長兼ガイドのような人に引き渡された。私たちのスキッパーは“マーク(Mark)”という名前の楽しそうな男性だった。

 まずは岸に並べられたボートに並んで乗り、ボートをこぐ練習とその他の動きの練習。マークの掛け声に従って、私たちはそれぞれに与えられた役割を遂行しなければいけない。
 例えば、ボートを左側に傾ける場合にはみんな左側に移動し、また元の位置に戻るというように。。反射神経があまりよろしくない菜津子は、ひそかに不安を感じていた。


Is everyone ready? (みんな、準備はいい?)

ちょっと緊張気味の一行。そして練習開始。


“Guys!”(みんなー!)


ヒッダリィー!”


え?日本語?
あまりにも思いがけない出来事に、一瞬呆然とする私たち。


“Okay, well done!”(いいねー。その調子!)


“Everyone モッドレー!” (みんなー元の位置に戻って!)


 この練習を繰り返すうちに、何となく楽しい気分になってきた私達。マークは基本的に英語で説明をするのだが、方向を指示するときだけは日本語を話すのだ。そのタイミングやマークの言い方がどことなくかわいらしくて、私たちはいつか緊張感を忘れ、みんなでニコニコしながら練習を続けていた。


 そして、ボートはいよいよ川へ出発する事になった。


 雨が少ないために川の水量が十分ではないと説明されたが、初めてラフティングする私たちにとっては、迫力十分だった。岩の間を縫い、時には船体を大きく傾けながらグイグイと進んでいく。始める前に心配していた岩場での転覆を恐れる暇もない。私たちはマークの“ミギィー!(右)、モッドレー(戻れ)、コイデー(漕いで!)”の指示に従い、夢中で川を下っていた。


写真右前から、キヨ、猛、菜津子
勇ましく優雅に(?)川を下る


岩に追突!この窮地をどう切り抜ける?


みんな一生懸命、、、でもカメラ目線のガイドさん・・・
“お約束”の撮影ポイントなのかも・・

 ボートは川の下流に到着し、私たちのラフティング体験は終了した。ボートを降りた私たちは、1日スノーボードをした後のように全身がだるい事に驚いた。それもそのはず、なんと約4時間の間ボートを漕いでいたのだ。

 スノーボードに行った時はいつも、帰りの運転の順番を決めるという緊張の行事が待っていた。このジャンケンで負けて“渋滞区間担当”になると、帰り道が何倍もの距離に感じられたものだ。しかし今日は、バスがバッパーまで連れて帰ってくれる。何て幸せな事なのだろう、、、。
 程よい疲労感と、運転をしなくても良いという開放感に満たされ、バスに乗り込む前に休憩したバーで、私たちは他の参加者達と同じように、楽しかったラフティングのDVDを見ながらビールを楽しんでいた。


 自由のきかないバスツアーに参加中である事に改めて気付き、さっき飲んだビールを後悔したのは、到着まであと30分ほどという地点だっただろうか。それまでうとうとと眠っていた猛はふと目覚め、そして愕然とした。

“トイレに行きたい。。。。。。”


困った猛は、同じくお目覚めのキヨ君に向かい、誘うように聞いた。“トイレ行きたくない??”

この“誘うような聞き方”、実は猛の得意技である。なぜか猛のこの聞き方は、どんな時でもどんな事でも人にイエスと言わせてしまう秘密があるらしく、会社員時代には、共に体重増加の一途をたどった同僚がいたのだった。


そしてこの時も・・・というよりこの二人、体内リズムはどうやら同じらしい。


そして、通路側に座っていた菜津子に二人の視線が突き刺さった。


“え〜!? 私が行くの?”

“動けん”

“動かれへん”

とい異口同音に言う二人。



仕方なく、満員の大型バスで席を立ち、一番前のガイドさんのところまで歩いていく菜津子。当然みんなの視線は集まるし、ガイドさんも何事かと身構える。


“あの、、、、トイレに行きたいのですが止まって頂くことは可能でしょうか・・?”


正に消え入りそうな声で、最高級の丁寧文で尋ねる菜津子。ガイドさんは大きな声でドライバーさんに確認。この時点で車内全員に、“この人トイレに行きたいんだ”ということがバレバレであった。

運良く近くに停車できる場所があり、キヨ君と猛は救われた。他の皆さんを待たせないように、停車と共にバスを飛び出した3人。そう、行きがかり上菜津子も飛び出すしかなかったのだ。

そして。。。

なぜかぞろぞろとバスから人が降り、みんなトイレに向かって行くではないか。

そうだよね、みんなビールあんなに飲んでるんだもん。我慢してただけなのね。。

何となく“よい事をした”気分になった私たち。5分前の焦りから開放され再びケアンズへの帰途に着いた。



 この日の夜、キヨ君はアーリービーチへ向かうバスに乗り、旅立っていった。
 この旅行が始まって13日目に合流し47日目の今日まで35日間。正に四六時中一緒にいた訳だが、ゴールドコーストで友達として付き合っていた時には、見せる事もまたその必要もなかった弱い部分や欠点を、お互いに大いに見せ合う日々となった。この経験は、目にした数々のすばらしい自然の姿とともに私達にとって貴重な想い出となり、既に数年が経過した現在でも、私たちの間では鮮やかな色彩を保ち続けている。


 なにぶんお互いに“
ワーホリ”と呼ばれる根無し草の身。これまでも再会を固く誓いながらも果たせなかった人は数知れない。
 ケアンズで別れる時点で、私たちは本当に再び会う日がやってくるのかどうか確かではなかった。それでもゴールドコーストでの再会を約束し会うキヨ君と猛を横目に、“次に降りるのは“アーリービーチだからね!”と母親のようにしつこく繰り返す菜津子だった。


日付の変わった深夜のバスバスに乗り込んだキヨ。
キヨのおかげでどれだけ良い時間を過ごすことが出来たことか。。。
本当にありがとう!


 
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